
🚌 どうなる!?ハチ公バス!!
渋谷区で始まる新しい交通「デマンド交通」とは?
ハチ公バス、見たことありますか?
渋谷の街を走っている、あのキュートなデザインの「100円バス」
正式にはハチ公バスといって、高齢者や子育て世代の方にとって、
買い物や通院、保育園の送り迎えなど、日常の足として長年親しまれてきました。
でもいま、このハチ公バスが、ちょっとした存続の危機にあります。
なぜ。。??
現在ハチ公バスを運行しているのは、京王バスさん。
渋谷区内の複数のルートを、これまで安定して支えてくれてきました。
ところが最近、深刻な運転手不足により、
「このままでは運行継続が難しいかもしれない」
といった、撤退の話もほのめかされている状況なんです。
とくに本町エリアや上原エリアでは、
「このままだといずれバスが走れなくなるかも…」という不安が、じわじわと広がってきています。
🚐 そこで出てきたのが「GOシャトル」
渋谷区では、令和7年(2025年)の秋から、
「GOシャトル」という新しい交通の実証実験をスタートする予定です。
これは「デマンド交通」という仕組みで、
ざっくり言えば、こんな感じです。
🚖 タクシーみたいにスマホで呼べて
🚌 バスみたいに相乗りで安く乗れる
💴 料金はタクシーとバスの間くらい
「バスが減るかもしれないなら、その代わりにこれを使えるようにしておこう」
──そういう“次の手”として、今検討されているわけです。
📱 スマホが前提。でも…
GOシャトルの予約は、基本的に**スマートフォンのアプリ(GOアプリ)**を使います。
「○○公園前から○○商店街まで」みたいに、乗り降りの場所を指定できるんです。
ただし、家の前までピンポイントで来てくれるわけではなくて、
使うのは「乗降スポット」という決まった場所。
でもそのスポットの数はかなり多めに設ける予定で、
**「大通りまで出てくれれば、まあ何とか使えるよね」**というレベル感は想定されています。
🧓 スマホが使えない人はどうなるの?
ここが一番のネックになるところ。
今の高齢者の中には、スマホは持っていても
アプリの操作には不安があるという方がたくさんいます。
「あと10年もすれば、みんな使えるようになるよ」とは私も思いますが、
“いま”移動が必要な人が困ってしまったら意味がないんですよね。
ですから、渋谷区としても、
スマホ操作に不安がある方へのサポートや予約の代替手段を、しっかり準備する必要があります。
🚌 ハチ公バスは、すぐになくなるの?
現時点で、「ハチ公バスが廃止される」と決まっているわけではありません。
でも、資料の端々からは、
「将来的にはGOシャトルへと置き換えていくのでは…?」という雰囲気も、どことな~く漂っています。
だからこそ今、区民の皆さんと一緒に考えておくべきタイミングなんです。
💬 私の考えとしては…
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新しい交通手段を試していくこと自体は前向きな取り組み
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でも、ハチ公バスはただの乗り物ではなく、地域の安心感そのもの
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一気に置き換えるのではなく、しばらくは併用しながら、段階的に考えるべき
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京王バスさんとも粘り強く協議し、区としての支援を通じて、共存できる方法を探る
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スマホが使えない方を取り残さない制度設計が不可欠※電話で予約可能など
🚶♂️ 最後に
公共交通は「使える人のためだけ」のものではありません。
「今、移動に困っている人」にこそ、目を向けてつくられるべきものです。
ハチ公バスの役割をしっかり守りながら、
新しいGOシャトルという仕組みを育てていく。
私は、そんな“やさしい交通の形”を、渋谷から実現していきたいと思っています。
ではまた明日✋