
「モンロー主義」とは何か?
〜ウクライナ戦争から見えてくるアメリカの“原点”とは〜
ウクライナ戦争が長期化しています。
ロシアの侵攻、NATOの支援、そしてアメリカの巨額の軍事支援。
これ、本当に“アメリカの利益”になっているのでしょうか?
「なぜウクライナの戦争に、アメリカがここまで関わるのか?」
「本当にこれは、民主主義を守るための戦いなのか?」
そんな疑問を抱く人が、アメリカ国内でも増えてきました。
そこで思い出したいのが、**「モンロー主義」**という考え方です。
🔹モンロー主義とは?
1823年、アメリカ第5代大統領ジェームズ・モンローが打ち出した外交方針です。
「アメリカはヨーロッパの争いに首を突っ込まない。その代わり、ヨーロッパもアメリカ大陸に干渉してくるな」
簡単に言えば、“お互いに距離を置こう”という自主独立のスタンス。
アメリカがまだ若い国だった頃、自国の平和と成長を守るために掲げた“守りの哲学”です。
🔹その後、アメリカは変質した
第二次世界大戦以降、アメリカは“世界の警察”を自任するようになりました。
冷戦、湾岸戦争、アフガン、イラク…
「自由のため」と言いながら、実際は戦争ビジネスが巨大化していきます。
武器を売る企業、利権を得る政治家、“介入”を正当化するメディア。
それらが一体となって、アメリカを“外に向かわせる力”になっていたのかもしれません。
🔹でも、アメリカ国民の本音は?
2024年のアメリカ大統領選でも見られるように、
「外国にカネをばらまくより、国内に投資しろ」
「ウクライナより、アメリカ国民の生活だろ」
という声が、確実に増えてきています。
これは単なる「保守 vs リベラル」ではなく、**モンロー主義的な“原点回帰”**の流れではないかと感じます。
🔹私たちが考えるべきこと
ウクライナ戦争に限らず、
「なぜあの国の争いに、ここまで“介入”するのか?」
「本当にそれが“民主主義の防衛”なのか?」
という問いを、日本も他人事ではなく、自分事として考える時期に来ています。
アメリカが再び“内向き”になれば、世界の秩序も変わります。
そのとき日本は? どうするのか?
🔹戦争ビジネスから、平和の知恵へ
モンロー主義とは、「弱腰外交」ではありません。
余計な戦争に巻き込まれないための知恵です。
アメリカがもう一度「本来の姿」を思い出すなら、
それは世界にとっても、大きな転機になるはずです。
✍️ 最後まで読んでいただきありがとうございました。
このブログが、あなたにとって「当たり前の前提」を一度立ち止まって見つめ直すきっかけになれば嬉しいです。